詩的1

石々混交です。
常時未整理です。すみません。



 
 
 
 

ラジオ
 

「実は、オレ、バグがあるんだ〜ぜ〜( ^ ^ )」

「?」

「親が、昔、被爆してね」

友人が或る時、トツゼンいうのです。

「ほら」

「あれ、あ、ほんとだ..それ、息つらくはない?」

「いや、いまんとこ。でも将来手術しないとつらいみたい」

「.....」

「あと、足の指もかなり変なんだ」

「でも、ぜんぜん普通じゃん」

「うん」
 

「へ〜、ふ〜ん..でも普通じゃん」

「うん」
 

「へ〜、知らなかった〜」

( ^ ^ )

( ^ ^ )
 

或る時、真剣に持ちかえるのです。

或る時、息を殺すのです。

そして、触れるのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

研究員

「え〜、Hクンも●●部の××さんが気になるの?」
「え..あ、なんだよ、ぺらぺらしゃべんなよ〜」
「新入社員クン達、みんな、××さん、××さんって言うね」
「なんか、美人タイプだしね」
「彼いるのかな?」
「さあ...あの人、誰ともあまりしゃべってるとこ見たことない」
「レズだったりして」
「なんでそうなる?」
「独りが好きなのかな」
「上司とかも、なんか近寄らないよね」
「会社に、仕事しにやってきて...それだけってカンジ」
「本社の同期に彼がいるって聞いたような...」
「いや、あれは、なんかちがうらしよ」
「なんだか、あの人、オトコっぽくない?」
「うん...ってゆーか、男っていうか...なんていうのかな...」
「10歳ぐらいにピークがあって、その後、ずっとエンディングみたいなひと」
「あははは」

(でも、みんな、話してみたいんだ?)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

タカラモノ
 

そのキミのキズは、みんなも持っているもの

それぞれ異形のキズだけど

みんなも持ってるもの

キズがあると、いろいろなことを考えたり、感じたり、

感性はどんどん研ぎ澄まされるんだヨ。

だから、タカラモノでもあるんだよ。

楽しそうにしているひとは、たのしそうにしているんです。

みんなそうです。

ココロをえぐる言葉も、最後はキレイなラッピングになる

優しいひとたちといっしょにいよう

豊かな心のひとと世界にいよう

結局、お話したくなるのは、ミテクレじゃない。

お話したくなるのは、ヒトです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

咆哮
 

男とおんなのあいだに存在するうつろな空間に

アナタは無断ではいってくる

右手の人差し指から順番に

アナタは優しくはいってくる

すべて侵入し終えると

アナタは吠えはじめる

ビルの谷間に

二頭のケモノの咆哮が反射する

アナタハ サミシイノダ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

先生ごめんなさい
 

「校庭のスプリンクラーの上に乗っているやつは誰だー!」

(先生...ボクです。)
 

「お仕置きだからな、きまりだからね」

「そうだな、しかたないね」

「全身かい?」

「全身だよ」

小さな...

「いいのかい?ほんとに」

「いいわけないだろ」
 

小さな悲鳴は空気に染まったまま乾く

泣き声は悪魔たちへのソースでしかない

喰いちぎれ

強くなれ
 
 
 
 
 
 
 

シロイアセ アカイカベ
 

ある場所にいったら、
真っ白なんです。
自己紹介もない。タイトルさえない。

ただ在る。

白いそら、白い壁の迷路、しろい地面。
ボクは歩くだけ。どこにいるのかもわからない。

歩いていると、血がおちてた。
どんどん、あちこち血がついてる。壁にも。
どんどんふえるよ。
あかい小さな手のあとが..。

どんどん進む。
このさきに、なにがあるのか知っている。

晴れた日。
帰されたこどもがいる。
玄関のまえに帰ってきた。
椅子に縛り付けられたままで。
置かれていた。
全身に17箇所の白濁した唇がつけられていた。
真っ赤なひとみで、ニコッと笑った。

悲鳴を放った。
全身ずぶぬれになって、目がさめる。
ダレカのあたまをなでていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

スプーン
 

「また、掻き出すの」

「もう悪いものはなにもないよ」

「もうだいじょうぶだよ」

銀のスプーンはもう光っていない

Nさんが買ってきたスプーン

最初は怖かったスプーン

開いた脚が震えたスプーン

あかちゃんのときのスプーン

涙でいっぱいのスプーン

「でも、もう顔が映らないね」
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 

この時間ならひとがすくない

ホームの端ならだれもみていない

車内のここなら目立たない

みんなが下車したら最後に下りよう

このまま透明になりたい

このまま無になりたい

このまま死んでしまえ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Part2
 

また今日も

踏み切りに電車が停まったまま

ホームの人だかり

遠くで救急車の音

白く美しいキミが

血がぜんぶ抜けて白いキミが

汚い視線たちに晒されてる

「コンニチハ」

「チガヌケテ、ラクニナッタカイ?」

「タチアガッテ、コッチニオイデヨ」

「ダレモイナイトコロニ、ヨーコト、イコウヨ」
 
 
 
 
 
 
 
 

Part3
 

午後9:32

ガラガラ〜〜、バシャン!

マスターがシャッターを閉める

「また明日もよろしくね、OOくん」

コーヒー豆の香りが染み付いた二人が、笑顔でわかれる

「あれ、キミのアパートは駅の向こうじゃなかったっけ?
 最近逆方向にかえってるよね」

「ええ、知り合いの家に行くんです」

「この時間に?友達かい?」

「..はい」

マスターはにっこりすると赤いHONDAで交差点を左折していった
 

優しいひとのために...

待っててくれるひとのために...

もうすこし歌いつづけよう
 

今日も体温を感じて眠れる

今夜も体温を捧げられる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

駅にむかって
 

駅にむかって、この街を降りていく

また戻ってきたいけど

緑の街 坂の街 石畳の街

もう二度と戻ってきては、いけないのかもしれない
 

「ああ...あのときの...」

「ほら、あの木、あの枝です。」
 

春になれば、夏になれば、また緑の街。

エエカッコばっかりして

生きていることは、カッコ悪いこと?

そう、こんなにかっこわるい。

人間って、こんなにかっこわるい。

かっこわるくて素敵だ。

なにかをやったあとの負け犬って...

大好きでした。愛していました。謝ることもたくさんあります。

遠い未来に、また、一緒に釣りに連れていってください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

怖い怖い怖い
 

怖い怖い怖い

どうしてそんなことするの?

怖い怖い怖い

お医者さんでもないのに

怖い怖い怖い

切り裂かないで!

怖い怖い怖い

ワタシの中身を確認したいの?
 
 
 
 
 
 
 
 
 

凡人
 

気持ちが、わからない

気持ちは、わからなくていい

他のひとの気持ちがわかるニンゲンなんていない

輪郭だけしかわからない

だから信じるしかない

信じていないと、こわいから

自分の気持ちさえもわからないからだ

信じられなくなることが、怖いから

一生かけて、やっと自分がわかるかもしれない

そんな程度だ

まして他のひとのことなど

わかるはずがない

ココロを覗き会うなんてことは、ボクたちには出来ない。

せめて輪郭のへりあたりで、モジモジして、

ただ、ドアノブをじっと見ているだけ

チョコレートの銀紙をむいてあげるぐらいの腕力しかない
 
 
 
 
 
 
 
 


 

ハーケンを打て

カラビナをかけろ

ザイルを巻け
 

斜度90°だから?

吹雪いてるから?

あきらめるの?

君だけがつらいわけじゃないよ
 

君の両足の間に下界が見える?

最悪がみえる?

あんな下にも登ってくるひとがいるでしょう?

骨が出てるヒトもいるでしょう?

君だけがつらいわけじゃないよ

ハーケンを打とう

カラビナをかけよう
 

斜度もかわるよ...きっと
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

友達
 

ともだちのために

泣いたことがありますか

ともだちのために

走ったことがありますか

ともだちのために

怒ったことがありますか

笑い疲れたら

ふっと...ともだちになれる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

フトン

映像を見ろ
音楽を聴け
文章を読め

トモダチをつくれ
ライバルをつくれ
先生をみつけろ

カラダにさわれ
カラダに触ってもらえ

ミドリを見ろ
蒼を見ろ
白に**れ
黒に**ろ

学校にいけ
学校にいくな

ツールをつかえ
ツールにはまるな

人の言うことを聞け
ひとのことは気にするな
ひとに気を使え

4時間寝ろ
20分寝ろ
12回寝ろ

きみは生きているから、まだまだいろいろ感じれるはずだヨ。
まだ、ボクたちはこの世界の1%のこともしらない。
社会に受け入れられない「夜」も、この世界のほんの一部。
「社会」は、この世界のほんの一部。
強い感受性をネガティヴな方向に置きっぱなしにしない、しない。
感じやすいことは、生まれた時から知っていたはずだヨ。
ボクたちは「赤ん坊」に枝葉がついただけなんだから、だから、
そんなに背負い込みすぎなくていいんだヨ。

ヨーグルトの匂いのなかで....
なにを思っているの?

ひとまず、そのオカユ食っちゃえヨ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

オオキナ黒いかばん
 

天井の低い部屋

梁がわたしてあるのですか?

鎖が、鉄の匂いが、眩暈を感じます。
 

床に地図がありますね?

見えますか?
 

空中から俯瞰で見えるのですね?

黒いかばんに入っているのはなんですか?

足首の傷は隠してません。
 

アレ?....

暗がりの向こう...

動物がいるんですか?

地図はなにか..大量の液体ですか?
 

でも、このことは全部関係ないですね。
 

「こころ」ですから。

「まず、軽食をとりましょう」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

山行

尾根を上る、頂きにでる
この高処に至って、その人ははじめて話しはじめた

沢を下りる、山の女陰に入る
その地底の泉に映って、そのこははじめて口をひらいた

語り尽くせば、笑みも生まれる

語らなくても、友達になれる
 

海神の底、音も流れも止まったまま
白く堆積したこの世界の底に下りて

みつめ合わないまま、友達になった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

夕ぐれ
 

あなたの長い指

ハンドルを握ってる

あなたの左からの表情はじめて見た

車を変えたら

BGMまで変えて

かわいいね
 

旧道を回って帰ろう

オレンジ色の道を帰ろう

いつのまにかコンポのビートがとおくなって

流れてる

缶コーヒーも飲みかけで...

長いまつげが優しくて...

眠ってもいいですか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ひまわり
 

いつもそばにいるよ

いつもそばにいる

こころだけになっても

永遠に
 

からっぽで

いつもそこにあるよ

いつもここにある

カラダだけになっても

あなただけのために
 

いつもそばにいるよ

いつもそばにいる

こころだけになっても

きみのために
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

溺れる
 

また、びしょびしょだね 叱られるゾ

モウ、ナクナヨ

おんちゃんにつかまんな

右足あげて、うん、こんどはこっちも

大きなあかちゃん
 

時々ゼロになってもいいんだよ

オンナを全部脱いでもいいんだよ

立ち泳ぎはつかれるから

たまにはハダシで底に降りてもいいんだよ

朝になったらまた泳ごう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

泣く
 

ひとは泣く

他に泣く存在はない

人の気持ちに泣く

他に泣く故はない

これからも泣いていたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

夕闇
 

「ほんとに、欲しいのは...」

「一部分を..一部分だけ交換して帰っちゃうんだよ」

「ホントハ、こんなものいらないの」
 

「いっしょに帰りたいだけ」

「いっしょにそこに帰りたいだけ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

リップスティック(FUJI−TV)

傷をなめ合っちゃいけない?
自分じゃ、とどかない場所にあったら、
なめてもらうしかしょうがないじゃない!

だから..
だから先に傷を見せてほしいの。
苦しませたいからなんかじゃないよ、
なおしてあげたいからだよ...

あたしも、なおりたいから、
恋とか愛とか関係ないよ...
 

こんなテキスト書くひと、どんなひとなんだろう...
恋とか愛とかよりも...
もっともっと原形的で神聖な想いって...
もっと...もっと...

おいていかれそうで、不安になる...
結局自分はなにも知らないんだと思い知る..
なにもわからないくせに泣いた。
 


前作の野嶋ドラマで、
”弱いものが助け合っていく社会こそすばらしい。”
ってチョースケ氏が言っていた。今回も通底する内容でした。

結局、強い人って一人もいないよ。
デモ、ツヨクナロウトシナイト、ダレモ手ヲツナイデクレナイヨ。
宇宙ッテ、ヨクデキテル。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●知球

毎日お手紙ここで書いてます。(普段はもっと雑然)
 

たまにお部屋は暗くしてます。
PCでネットの深淵に沈降したいときがあります。
凄い知力のひとを拝見していると、
いつも思うことがあります。
 

−ホロン−

web、世界に広がったくもの巣。

その結節点にあるのは、それぞれの人の知の営み..

個の意識どうしが高速でリンクする。

ガイアはついに擬似ニューロンを獲得したの?

地球誕生後、はじめて彼は薄目を開けた。

ついに有形のプロダクトを産み始めた。
 

この先、ネットが熟成すると....

ほんとに「彼」に会えるのかもしれませんね。

「はじめまして、あなたのホロンです。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

リバーズ・エッジ@岡崎 京子

川べりの高校

ゲイの男の子
タレントモデルのおんなのコ
黒焦げのおんなのコ
子猫のミートボール
死体
死体は僕達のタカラモノ
 

数年前のコミック。
ちょっと前に薦めてもらったコミック。
そのとき新聞のコラムでも紹介されていて、買いました。
つい先日、また読みたくなって再読。
がらがらの新幹線のなかで読みました。
 

みんなのマンナカにいたおんなのこ...

なみだがぽたぽたと河に落ちていった。
 

読んでいたのは、ヨーコです。
ボクは窓をみていました。
トンネルに入ると彼女の横顔がうつりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

エゴイスト
 

だれにも知られたくない

ほんとうの自分

だれかに知ってほしい

ほんとうの自分
 

大嫌いな自分がいるかもしれないから

誰にも曝したくないから

でも、ほんとうはそれも全部知ってほしいから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Copyright oko・h
 

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